らんちゅうについて

水換えの影響

らんちゅうを飼育する上で良い水作りは大切なポイントであると言えるでしょう。安定した水質を保つためには水換えが必要ですが、水換えはらんちゅうの成長に大きく関係してくるので注意しなくてはいけません。

水換えを頻繁に行うと、らんちゅうは新水の影響で食欲や運動量が増えることになります。そうなるとらんちゅうの運動能力が高まり、縦方向に成長することになるのですが、ウロコや肉瘤は荒々しくなり、形が悪くなってしまいます。

逆に水換えを少なくすると食欲や運動量が低下するので、動きが鈍くなります。縦方向の成長は低下しますが、ウロコはきめ細かく揃いやすくなり、体つきはころっとした感じになります。らんちゅうの様子を良く観察し、水換えで体の状態をコントロールしてやりましょう。

水換えの回数はらんちゅうの様子や水の具合によって決めるのですが、季節に応じた判断も必要になりますよ。

水温が高くなっている夏場は、青水化が進みやすい時期です。青水はらんちゅうにとって良いものなのですが、青水化が進みすぎるとらんちゅうに悪影響を及ぼしてしまいます。

夏場は朝から高水温になっていることがあり、朝には薄い緑色をしている水でも、夕方には濃い色をしている場合があります。こうなると翌日の朝にはドロドロした悪い青水となってしまいますので、早急な水換えが必要になります。

このような状態になる前に、高水温になる夏場は頻繁に水換えすることを心がけましょう。

らんちゅうの飼育関連エントリー